Plastic Tree アルバムレビュー#4「トロイメライ」
はじめに
ごきげんよう。akarinです。
今回は今までの作風とはガラッと変わった作品である「トロイメライ」を紹介します。
今作は、Coalter Of The DeepersのNARASAKIが楽曲作りに参加していたり、COTDに影響されたナカヤマアキラの本格的な作曲への参加によってかなりサウンドが一変してます。
それでは、何曲かご紹介していきます。
1.理科室
ジャカジャカっと乾いたギターサウンドから始まる本アルバムのオープニング曲。サウンドがどこか夏っぽくって、本アルバムのイメージ付けとしてバッチリな1曲目。
2.グライダー
ナカヤマアキラ作曲のCOTDに影響された分厚いギターサウンドが炸裂。初っ端の歌詞から夏感全開。この分厚いサウンドに対して対照的とも言える有村竜太朗の細い声がなかなかマッチしています。そんな楽曲が他にもあるのがこのアルバムのいいところ。
3.散リユク僕ラ
最高。こちらもグライダーと同じくナカヤマアキラ作曲の分厚いギターサウンドが特徴の一曲。Aメロは浮遊感漂うまるでドリームポップやシューゲっぽい雰囲気のサウンドでサビでグワーッとパワフルなサウンドに。COTDもやる手法ですよね。その緩急がたまりません。
4.ペットショップ
陰湿なギターリフ、不気味な歌詞、浮遊感漂うサビ。今までのプラトゥリの世界観を持ち込みつつさらに進化させていることが伺えます。
5.懺悔は浴室で
こちらもまた不気味な一曲。イントロからモヤモヤっとスタートし終始モヤッとした曲。そこがいいのです。
6.ガーベラ
優しい曲。だが、サウンドはトロイメライ独特のどこか浮遊感があるサウンド。
「別に嘘でもいい、そんな気でいよう。
ゆらり、風に乗って__。」
というキャッチフレーズがあまりにも優しくさぎて…。
7.プラットホーム
NARASAKIプロデュース曲。通りでかなりCOTDに近いが、彼ら独自のポップさで自分たちの曲として上手に昇華させている。
8.雨ニ歌エバ
ギターリフがかなりヘヴィーだが、歌が始まってみれば超綺麗な世界観な曲。終わりに相応しいです。イントロからすると豪雨なのかな?と思ってしまいますが、歌詞からすると悲しさと美しさが共存しているので、綺麗に見えるような雨なのかなと勝手に想像しちゃってます。
総評
今回はたくさん曲を取り上げてしまいました。理由は…、どの曲もあまりにも良すぎるからです!前回、「Parade」が1番好きなアルバムだと書きましたが、これを書いている今現在の私はトロイメライが1番好きですw この独特のサウンドや世界観がマジで中毒性高くって最近かなりリピートしてます。まあ、最近気温が上がってきて夏っぽくなってきたというのもあるかもしれませんが。
なので、気分によって1番好きなアルバムはコロコロ変わるかもですねw
というわけで、トロイメライでした。
それではまた、次回「シロクロニクル」でお会いしましょう。
でゅーす🤘